斎年寺(読み)さいねんじ

日本歴史地名大系 「斎年寺」の解説

斎年寺
さいねんじ

[現在地名]常滑市大野町

大野おおの町の南にあり、万松山と号し、曹洞宗本尊釈迦如来。寺名は室町後期に大野地方を支配した佐治宗貞の法号斎年寿山による。永正一二年(一五一五)大野城主佐治宗貞が父宗安追善のため建立したとする説と、享禄四年(一五三一)佐治為貞が父宗貞追善のため建立したとする説とがあるが、いずれも華雲開山として大野城の一部に建立、天正一二年(一五八四)落城で同一六年に現在地に移ったとする(寺伝、雑志、常滑市誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android