斎斧(読み)いむおの

精選版 日本国語大辞典 「斎斧」の意味・読み・例文・類語

いむ‐おの‥をの【斎斧】

  1. 〘 名詞 〙(い)み清めた斧。神殿宮殿を造営するときなどに用いる斧。いみおの。いわいおの。
    1. [初出の実例]「今(いま)奥山大峡(おほかひ)小峡(をかひ)に立てる木を斎部の斎斧(イムヲノ)を以て伐り採りて」(出典延喜式(927)祝詞(九条家本訓))

いわい‐おのいはひをの【斎斧】

  1. 〘 名詞 〙いむおの(斎斧)
    1. [初出の実例]「神殿造には、いはひをの、いはひすきといふ物有り」(出典:八雲御抄(1242頃)三)

いみ‐おの‥をの【斎斧】

  1. 〘 名詞 〙いむおの(斎斧)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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