斐太遺跡(読み)ひだいせき

日本歴史地名大系 「斐太遺跡」の解説

斐太遺跡
ひだいせき

[現在地名]新井市宮内・雪森

南北に延びる丘陵上のやや平坦な尾根部に営まれた、弥生時代後半から古墳時代前半にかけての集落遺跡で、住居跡群やこれを取巻く空堀が埋まりきらず、凹地状を呈しているので、古くから注目されていた。国指定史跡。北から百両山ひやくりようやまうえたいら矢代山やしろやまの三地区に分れ、現在それぞれ四七基・一三基・一一基の竪穴住居跡と推定される凹地が確認できる。凹地の規模は直径八―一〇メートル、深さ〇・四―〇・八メートル。空堀は尾根筋に平行して、各地区の東西両側に位置し、さらに上ノ平地区と矢代山地区を画する東西方向のものとがある。空堀の断面形態は溝状のものと、平坦なテラス状を呈するものとがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

国指定史跡ガイド 「斐太遺跡」の解説

ひだいせき【斐太遺跡】


斐太遺跡群(ひだいせきぐん)

出典 講談社国指定史跡ガイドについて 情報

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