ふ【斑】 が 切(き)れる
- ① 鼈甲の黒斑にはっきりした切れ目がつく。
- [初出の実例]「いいこふ(鼈甲)だが、おしむらくは少しふがきれるといいぶんはねへ」(出典:洒落本・大通契語(1800))
- ② けじめがつく。また、ふん切りがつく。
- [初出の実例]「もののけっちゃくせぬ事を、ふがきれねへといいやす」(出典:洒落本・古契三娼(1787))
- ③ 言動がはっきりしている。きちんとしている。
- [初出の実例]「百姓には譜(フ)の切れた、もの馴れた口振である」(出典:南小泉村(1907‐09)〈真山青果〉二)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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