斑葉(読み)イサハ

デジタル大辞泉 「斑葉」の意味・読み・例文・類語

いさ‐は【斑葉】

植物の葉に白や黄などの斑点すじのできたもの。入りの葉。
ごましお頭のたとえ。
「にんげんも―だと、ごうせいおもしろ味があるのウ」〈魯文安愚楽鍋

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精選版 日本国語大辞典 「斑葉」の意味・読み・例文・類語

いさ‐は【斑葉】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 草木の葉の表面に、白、黄、赤など色の異なった斑点、線紋などがあるもの。斑(ふ)入りの原因には葉緑素発達不全の場合と、表皮が葉肉からはがれてその間に気泡があることによる場合とがある。特に観葉植物として珍重されるものもある。一一代将軍徳川家斉の好みによって流行したという。ふいり。ふいりば。
    1. [初出の実例]「柾木のいさ葉一本有り。珍らしからざる柾木ながら、其頃いさ葉の流行はじめなれば」(出典:随筆・耳嚢(1784‐1814)三)
  3. ごましお頭のたとえ。
    1. [初出の実例]「奥家老髪は時行のいさ葉也」(出典:雑俳・柳多留‐二八(1799))

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