新券(読み)しんけん

精選版 日本国語大辞典 「新券」の意味・読み・例文・類語

しん‐けん【新券】

〘名〙
① まだ使われていない新しい紙幣。発行されたばかりの紙幣。俗に「ぴん札(さつ)」と呼ぶ。
中世不動産売買などの際、売手が発給する売券などをいう。特に権利を証明する本券が失われているときに用いる。
菅浦文書‐応安六年(1373)一二月日・禰阿彌陀仏畠地売券「本証文相そうべしといゑども、しんけんをほん文書にさだめをくなり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「新券」の意味・読み・例文・類語

しん‐けん【新券】

発行されて初めて使われる真新しい紙幣。新札
[類語]紙幣札びら札束新札ぴん札

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android