新堀町(読み)しんぼりちよう

日本歴史地名大系 「新堀町」の解説

新堀町
しんぼりちよう

[現在地名]室蘭市中央町ちゆうおうちよう三丁目・入江町いりえちよう

明治六年(一八七三)から同一五年二月までの室蘭郡の町。絵鞆えとも半島の中央に位置し、札幌通さつぽろどおり五丁目と同六丁目の間の東にある通り一帯で、北ははま町、南はなか(明治一五年「室蘭港市街図」北海道志巻二など)。町名由来は清水沢しみずさわ(現在の清水町一―二丁目)から流れる川を掘割にして小路を造成したことによる(新室蘭市史)

新堀町
しんぼりちよう

[現在地名]西区しん町一丁目

新町しんまち遊廓北部に位置し、新京橋しんきようばし町の西に延びる両側町。新京橋町と同時に元和―寛永期(一六一五―四四)阿波堀あわぼりから移転した町で、当初は開発者の名をとって「金右衛門町」と称したが、のち改称された(初発言上候帳面写)。明暦元年(一六五五)大坂三郷町絵図では金右衛門町、元禄期(一六八八―一七〇四)以後絵図では新堀町となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報