新安村(読み)あらやすむら

日本歴史地名大系 「新安村」の解説

新安村
あらやすむら

[現在地名]長野市富田とみだ 荒安あらやす

善光ぜんこう寺の西北にあたり、大峰おおみね(八二八・二メートル)の北にあって、北は北郷きたごう村と谷川をもって境し、西南たたら村・泉平いずみだいら村と境する。

もとは荒安村で、慶長七年(一六〇二)の川中島四郡検地打立之帳(小柳文書)に「九拾九石弐斗内拾壱石五斗飯縄領荒安村」とある。同九年、大久保長安は飯縄大明神領として荒安村のうち一〇〇石を寄進し、村の大部分が飯縄神社領となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報