新延村(読み)にのぶむら

日本歴史地名大系 「新延村」の解説

新延村
にのぶむら

[現在地名]鞍手町新延

中山(なかやま)村の北西、遠賀(おんが)川支流西(にし)川(室木川)の中流域に位置し、村の北部を北田(きただ)川、南部を南田(みなみだ)川が流れる。北は古門(ふるもん)村、南は八尋(やひろ)村、北西は永谷(ながたに)村。元禄国絵図では当村枝郷として長谷(ながたに)村(永谷村)と島(しま)村が記され、ほかに当村の内として城越(じようのこし)村がみえる。「続風土記」はこの三村を枝郷にあげている。三村のうち永谷村はのちに分村した。当地の剣(つるぎ)神社に文明八年(一四七六)九月一八日に奉納された神輿銘(太宰管内志)には「筑前国鞍手郡植木庄新延郷」とあり、「大願主藤原朝臣貞時・源朝臣惟道・藤原朝臣実信・大工藤原忠家」などの名がみえる。また同一〇年八月吉日の年紀があったもう一基の神輿銘(同書)には「大願主藤朝臣惟時・大工次郎左衛門尉忠家・小工二人」などと記されていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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