新日本的経営(読み)しんにほんてきけいえい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「新日本的経営」の意味・わかりやすい解説

新日本的経営
しんにほんてきけいえい

これからの日本企業のあり方を提示するために経済同友会が提言した新しい経営モデル。これまでの日本的経営が,戦略面では,オペレーション重視で,開発中心の漸進的な革新を重視していたのに対し,新日本的経営は,基礎研究を基にしたイノベーションを重視する。また組織面では,階層的な組織に代わって水平分業ネットワークと「小さな本社」が重視される。人材や制度面では,年功制に代わって実力主義,同質的な人材から異質な人材の登用集団主義から個人主義が特徴となるような経営である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android