新羅十二支像(読み)しらぎじゅうにしぞう(その他表記)Sinra sibijisang

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「新羅十二支像」の意味・わかりやすい解説

新羅十二支像
しらぎじゅうにしぞう
Sinra sibijisang

干支 (えと) の十二支を獣首人身像として造形したもので,統一新羅時代以降,陵墓の護石や石塔の基壇などに好んで浮彫された。子 (ね) 像を北に,午 (うま) 像を南にして右回りに配置された王陵十二支像は,四天王像のような神将形式のものが多く,被葬者に対する供養と守護的性格をもち,薬師如来眷属 (けんぞく) である十二神将と共通している。こうした新羅十二支像も,唐代明器の十二支 (よう) にみられる中国十二支像の影響を受けているのは明白で,慶州遠願寺址石塔の『十二支像』はその好例

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む