眷属(読み)けんぞく(英語表記)parivāra

デジタル大辞泉の解説

けん‐ぞく【×眷属/×眷族】

血筋のつながっている者。一族の者。身内の者。親族。
従者。家来。配下の者。
「四五百人の所従―に囲繞(ゐねう)せられて」〈平家・三〉

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

眷属
けんぞく

侍者、従者、随伴者、取り巻きの者のこと。サンスクリット語のパリバーラparivraの漢訳語。仏や菩薩(ぼさつ)の眷属は、薬師仏(やくしぶつ)における十二神将、不動明王(みょうおう)の八大童子、普賢(ふげん)菩薩の十羅刹女(じゅうらせつにょ)、千手観音(せんじゅかんのん)の二十八部衆などの脇侍(きょうじ)についていうほか、弟子や従者、広く仏の法を受ける者すべてをさす。また狭義には親族、身内の意で用いられる。[藤井教公]

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世界大百科事典内の眷属の言及

【神使】より

…神の使いや神と特別な関係のある動物をさす。眷属,霊獣ともいう。代表的な例として,京都・伏見稲荷大社の狐,滋賀・日吉大社の猿,京都・護王神社の猪,奈良・春日大社,茨城・鹿島神宮の鹿,奈良・大神(おおみわ)神社の蛇,和歌山・熊野三社の烏,島根・出雲大社の鶺鴒(せきれい),埼玉・三峯神社の山犬など,種々の動物が神使となっている。…

※「眷属」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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