新興市場(読み)しんこうしじょう(英語表記)new market

知恵蔵の解説

新興市場

取引所の上場基準を緩和し、成長性はあると見られるが実績が十分ではないベンチャー企業などに、株式上場による資金調達の場を提供するために創設された株式市場。業績や株価の変動リスクが大きな中小型成長銘柄で構成されていることから、投資家保護のために定期的な説明会を開催するなど、情報開示義務が強化されている例が多い。東証マザーズ(2008年11月現在、上場198社)、大証ヘラクレス(同173社)、名古屋セントレックス(同32社)、福岡Q‐Board(同10社)、札幌アンビシャス(同11社)の市場がある。

(熊井泰明 証券アナリスト / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

新興市場

設立まもない企業を育てるための市場。東証マザーズ、旧大証ヘラクレス、JQなどがある。赤字でも上場を認める場合があるなど上場基準が緩く、成長性を重視している。2000年ごろのITバブルでは多くの企業が上場し、活況だったが、06年のライブドア事件以降は低調。マザーズは05年に7兆円あった上場企業全体の時価総額が、6分の1の1兆1千億円に落ち込んでいる。

(2010-10-13 朝日新聞 朝刊 1経済)

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デジタル大辞泉の解説

しんこう‐しじょう〔‐シヂヤウ〕【新興市場】

新興企業向けの株式市場。上場基準は比較的緩やかで、現時点での経営基盤が弱くても、今後の成長が見込める企業であれば上場することができる。
新興国市場」の略。
[補説]1については、東証マザーズジャスダック名証セントレックス福証Q-Board(キューボード)札証アンビシャスなどがある。

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