方地村(読み)ほうじむら

日本歴史地名大系 「方地村」の解説

方地村
ほうじむら

[現在地名]東郷町方地

漆原うるしばら村の南西舎人とねり川の中流に位置する。集落は字屋敷やしき馬場ばば馬場ばばなどにあり、馬場・二ノ馬場には中世の土豪の館跡があったとみられる。付近の字大成おおなる(大成ル)は享和三年(一八〇三)新田として把握されたという(藩史)。拝領高三九九石余。香河(香川)氏・箕浦氏の給地があった(給人所付帳)。宝暦三年(一七五三)頃の河村郡村々明細帳(近藤家文書)によると朱高四三五石余、高四四一石余、うち畑高三九石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android