方砒ニッケル鉱(読み)ほうひニッケルこう

最新 地学事典 「方砒ニッケル鉱」の解説

ほうひニッケルこう
方砒ニッケル鉱

nickelskutterudite

化学組成(Ni,Co,Fe)As3,ペロブスキー石上族,ノンストイキオメトック・ペロブスキー石族,方砒コバルト鉱亜族の鉱物砒ニッケル鉱と呼ばれた。方砒コバルト鉱と固溶体をつくる。立方晶系,空間群,格子定数a0.828nm, 単位格子中8分子含む。錫白~銀灰色,さびて灰色,新鮮なときは輝く金属光沢,正六面体,六八面体,正八面体結晶など。反射光で黄白色だが,異方性のあるものはやや赤色味がある。劈開{001}・{111}明瞭,硬度5.5~6,比重6.5(測定値),5.07~6.90(計算値)。鉱脈鉱床から硫砒鉄鉱・自然銀・自然蒼鉛方解石・重晶石・石英とともに産出。大分県若山鉱山,兵庫県夏梅なつめ鉱山に見いだされている。上記系列のNiメンバーであること,および原産地のノルウェー,Skutterudにちなみ命名

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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