施設病(読み)シセツビョウ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「施設病」の意味・わかりやすい解説

施設病
しせつびょう

ホスピタリズム hospitalismともいう。乳幼児が早くから家庭を離れて,長期にわたって施設へ収容された場合に起る発達の遅滞,および肉体的,精神的に不健康な兆候をいう。この言葉は,元来,病院のような組織,制度のもつ衛生上の欠陥というような意味に用いられた。しかし,施設を一概に悪いというのは妥当ではなく,これらは,人間的なふれあいの欠ける保育条件のもとで育った子供たちに起るものであり,近年保育条件の改善により成果がみられたという研究報告もなされている。

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