旅箪笥(読み)タビダンス

デジタル大辞泉 「旅箪笥」の意味・読み・例文・類語

たび‐だんす【旅××笥】

茶道具棚物の一。携帯用きり木地製の棚で、千利休豊臣秀吉小田原の陣に従った際に考案したという。利休箪笥

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精選版 日本国語大辞典 「旅箪笥」の意味・読み・例文・類語

たび‐だんす【旅箪笥】

  1. 〘 名詞 〙 ( 千利休が豊臣秀吉に従って小田原陣に持参したところからという ) 旅持ちの点茶用箪笥で、地板水指、中棚に棗(なつめ)茶碗を入れ、上棚の切り込みに柄杓を掛ける仕組みになっている。野点(のだて)などに用いる。利休箪笥。
    1. [初出の実例]「礒清水旅だんすほしき木陰哉」(出典:俳諧・寛政紀行(1795))

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