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茶道具 ちゃどうぐ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

茶道具
ちゃどうぐ

茶事を行ううえに必要な道具。装飾用具,点茶用具,会席用具,水屋用具,待合用具,露地用具の6種類に大別される。 (1) 装飾用具 茶席を飾る掛け物花入れ,薄板,香炉,卓,葉茶壺,書院用の台子,文房具など。 (2) 点茶用具 炭点前のための香合,炭斗 (とり) ,羽箒,鐶,灰器,火箸,灰匙,釜敷などと,点茶に直接必要な茶釜,風炉,炉縁,五徳,鎖,風炉先屏風,敷板,蓋置き,茶箱,水指,茶入れ,茶杓,茶碗,紙袋,盆,袱紗,建水,棚物など。さらに薄茶の場合には,干菓子器,棗 (なつめ) ,水つぎやかんなどが必要。 (3) 会席用具 懐石家具 (折敷,飯椀,汁椀,吸物椀,煮物椀,飯器,飯杓子,湯桶,湯子掬,通盆,長盆,八寸,楪子,平,壺など) ,懐石器物 (向付,焼物鉢,預け鉢,強肴鉢,漬物鉢など) ,酒器 (燗鍋,銚子,引盃,盃台,徳利,石盃など) の3種。 (4) 水屋用具 点茶用の補助品としての茶筅,茶巾,柄杓と,備品の茶掃箱,茶巾盥,拭巾,茶篩 (ふるい) ,水屋炭斗,座掃など。 (5) 待合用具 掛け物,瓶懸,吸出し茶碗,煙草盆,煙草入れ,煙管 (きせる) ,敷物または座布団など。 (6) 露地用具 草履,露地笠,手桶,手燭など。なお,茶道具を茶器と称することもあるが,茶器は狭義には茶入れのことである。

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デジタル大辞泉の解説

ちゃ‐どうぐ〔‐ダウグ〕【茶道具】

茶事を行ううえで必要な道具。装飾用具(掛け物・花入れなど)・点茶用具(茶入れ・茶碗・茶杓など)・懐石用具(折敷(おしき)・四つ碗など)・水屋用具(水桶(みずおけ)など)・待合用具(円座など)の五つに大別される。

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世界大百科事典 第2版の解説

ちゃどうぐ【茶道具】

抹茶,煎茶をとわず,喫茶に必要な器具の総称。ここでは茶席で用いられる表道具に限定していう(表参照)。これらの道具は,しばしば美術品として茶席において鑑賞に供し,それが客を招く目的にもなる。 種類としては次のように大別できる。(1)点前道具 点茶および炭手前のために直接必要な道具。(2)飾り道具 書院や違棚などの装飾に必要な文房具,巻物,書籍など。(3)懐石道具 懐石に用いられる食器道具,照明具一式。

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大辞林 第三版の解説

ちゃどうぐ【茶道具】

茶の湯に用いる道具。点茶用具・装飾用具・懐石用具・水屋用具・待合用具の五種類に大別される。 「 -屋」

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食器・調理器具がわかる辞典の解説

ちゃどうぐ【茶道具】

茶事に必要な道具の総称。装飾用具(掛け物・花入れなど)、点前(てまえ)道具(茶碗(ちゃわん)・茶釜(ちゃがま)・茶杓(ちゃしゃく)など)、懐石道具(折敷(おしき)・八寸(はっすん)・湯桶(ゆとう)など)、水屋(みずや)道具(水桶(みずおけ)・水屋柄杓(ひしゃく)など)、待合(まちあい)・露地道具(煙草盆(タバコぼん)など)に大別できる。

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世界大百科事典内の茶道具の言及

【コレクション】より

…その後,《三十六人集》や堆朱盆の名品などの東西両本願寺の収集,多くの献上品を主とした徳川将軍家の〈柳営御物〉などがある。江戸時代以降は各地の大大名によって茶道具や古書画の収集が行われ,加賀前田家の茶道具,工芸品のほか雪舟や宗達の絵画に及んだ大収集,肥後の細川家,長州の毛利家などの収集も,ある程度は今日まで伝えられている。こうした中で,江戸時代を通じてもっとも精選された茶道具の収集は,出雲松江の藩主松平治郷(不昧)によるものである。…

※「茶道具」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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