日がさ雨がさ、月がさ日がさ(読み)ひがさあまがさ、つきがさひがさ

ことわざを知る辞典 の解説

日がさ雨がさ、月がさ日がさ

がさが見えると天気下り坂で、雨傘準備をしたほうがよいが、月がさが見えたときは天気はくずれないから、次の日に日傘をもってゆくのがよい。

[使用例] 「日がさ雨がさ 月がさ日がさ」などというのは、わざと考えさせるようにいっているところに効果があることわざである[池田弥三郎*暮らしの中のことわざ|1977]

[解説] 太陽や月のまわりにぼんやりした明るい部分ができて笠をかぶっているように見える状態を日がさ、月がさといいます。科学的には、日がさも月がさも同じように巻層雲によってできるもので、天気は下り坂になることがよくあります。このことわざは、天気予知の実用性よりも言葉遊びの要素が強いものといえるでしょう。

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

関連語 月暈 日暈

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む