月暈(読み)ツキガサ

デジタル大辞泉 「月暈」の意味・読み・例文・類語

つき‐がさ【月×暈】

月の周りに見える光の環。→かさ

げつ‐うん【月×暈】

月の周囲に現れる輪状光暈。月の光が細かい氷の結晶からできている雲に反射・屈折して起こる。つきのかさ

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精選版 日本国語大辞典 「月暈」の意味・読み・例文・類語

げつ‐うん【月暈】

  1. 〘 名詞 〙 月の周囲に現われる輪状の光。細かい氷の結晶からできている雲で月の光が反射・屈折して起こる現象。月の暈(かさ)
    1. [初出の実例]「長烟生月暈、落点乱星輝」(出典:玉山先生詩集遺稿(1774)宿熱海旅館、観野火焼山)
    2. [その他の文献]〔史記‐天官書〕

つき‐がさ【月暈】

  1. 〘 名詞 〙 大気中に浮遊する氷晶によって月の光が反射または屈折して生じる光の環。半径約二二度、環は通常外側の方が明るい。白色に見えるが光のつよい場合は、内側赤みがかって見え、外側はうすい黄色に見える。つきのかさ。ハロ。〔羅葡日辞書(1595)〕

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普及版 字通 「月暈」の読み・字形・画数・意味

【月暈】げつうん

月のかさ。北周信〔報を奉じて洛州に寄す〕詩 星 暈七重の輪 黎陽、水稍(やうやく)(きよ)く 官渡、柳應(まさ)に春なるべし

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