日光線(読み)にっこうせん

改訂新版 世界大百科事典 「日光線」の意味・わかりやすい解説

日光線 (にっこうせん)

東北本線宇都宮駅を起点とし,今市を経て日光駅に至る40.5kmのJR東日本の営業線。日光遊覧旅客の利便をはかるため,日本鉄道会社が建設したもので,1890年6月に今市まで,同年8月に日光まで開通し,1906年国が買収して日光線となった。古くは日光周遊旅客の利用も多く東京~日光間に直通急行も運転されていたが,戦後東武鉄道との競争関係もあり,旅客は大幅に減少した。
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関連語 村山

世界大百科事典(旧版)内の日光線の言及

【東武鉄道】より

…関東地方の1都4県に464.1km(1997)と日本第3位の営業路線長を有する民営鉄道。浅草~伊勢崎間の伊勢崎線とそれから分岐する東武動物公園~東武日光間の日光線および池袋~寄居(よりい)間の東上線を本線とし,船橋~大宮間の野田線その他多くの支線から成る。創立は1897年で,まず伊勢崎線を建設し,1920年東上鉄道(東上線)を合併,さらに日光線を建設,全線の電化を行った。…

※「日光線」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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