日本の旧優生保護法

共同通信ニュース用語解説 「日本の旧優生保護法」の解説

日本の旧優生保護法

ナチス・ドイツの「断種法」を取り入れた国民優生法が前身で、1948年に施行された。「不良な子孫の出生防止」を目的に掲げ、知的障害精神疾患などを理由に本人の同意がない場合でも不妊手術容認。96年になって障害者差別に当たる条項を削除した上で母体保護法に改定された。約2万5千人が手術を受け、うち約1万6500人が強制だったとされる。政府は旧法改定後も被害当事者への謝罪補償をしておらず、与野党の国会議員の間で来年通常国会での救済法案提出を目指す動きが本格化している。

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