不妊手術(読み)ふにんしゅじゅつ(英語表記)sterilization

翻訳|sterilization

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

不妊手術
ふにんしゅじゅつ
sterilization

妊娠を防ぐ目的で行う手術。受胎調節と異なり,避妊効果は確実であるが,再びもとに戻して妊娠することは,ほとんど不可能である。女性では卵管を結紮切断したり,ゴム輪や金属のクリップではさむ方法もある。手術法としては,腹式または腟式に切開するもののほか,最近では腹腔鏡による方法も用いられる。男性では精管結紮術を行う。

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世界大百科事典 第2版の解説

ふにんしゅじゅつ【不妊手術 contraceptive operation】

人工的に不妊の状態にする手術のことで,女性に対するものと男性に対するものとがある。
[女性の不妊手術]
 一般的には卵管不妊手術が行われる。開腹による腹式と腟から切開を行う腟式卵管不妊手術があるが,手術による影響が少ない腟式で行われることが多い。術式には次のものがある。(1)マドレーネル法 卵管峡部を圧迫し,結紮(けつさつ)する方法。(2)卵管の一部切除法 卵管蹄係をつくり,それを結紮し,蹄係の先端部で卵管を切除するものをポメロイ法という。

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大辞林 第三版の解説

ふにんしゅじゅつ【不妊手術】

人工的に不妊の状態にする手術。男性では精管切除(パイプ-カット)、女性では卵管結紮けつさつ・卵管切除などの方法がある。

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世界大百科事典内の不妊手術の言及

【避妊】より

…一方,家族計画family planningは,その家族にとって,いつごろ何人の子をもつかが問題となる語であるため,避妊とは意味内容が異なる。また不妊手術との関係でいえば,避妊は中止すれば妊娠が可能であり,一方,不妊手術は最も確実だがそのままでは不可逆的である点で避妊とは異なった性格をもっている。
[避妊法の歴史]
 古来,人間はさまざまな方法を用いて,避妊の努力を行ってきた。…

※「不妊手術」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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