日本レクリエーション協会(読み)にほんれくりえーしょんきょうかい(英語表記)National Recreation Association of Japan

知恵蔵 の解説

日本レクリエーション協会

1947年発足。翌年文部省(現・文部科学省)許可の財団法人として結成された。生涯スポーツの推進、ネイチャーレクリエーション普及、福祉レクリエーションや芸術・文化・学習活動への取り組みを実施。レクリエーション活動の普及を目的とした全国規模のイベントである全国レクリエーション大会、全国スポーツ・レクリエーション祭を主催し、レクリエーション・インストラクター、レクリエーション・コーディネーター、福祉レクリエーション・ワーカー、グループレクリエーション・ワーカー、余暇生活開発士、余暇生活相談員、野外活動指導者といった7種類の公認指導者を養成している。また都道府県レクリエーション協会、種目・領域団体及び市区町村レクリエーション協会と共にレクリエーション活動の組織作りを行っている。全米レクリエーション・公園協会(NRPA)と国際交流事業を実施している。93年には特定公益増進法人として認められた。名誉総裁は三笠宮崇仁親王会長は川村皓章。

(高橋義雄 名古屋大学総合保健体育科学センター講師 / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

日本レクリエーション協会
にほんレクリエーションきょうかい

国民レクリエーションの普及をはかり,余暇の善用による健康の増進教養の向上を通じて,文化国家発展に寄与し,あわせて国際的連絡をはかることを目的とする団体。 1938年に設立された日本厚生協会を前身とし,日本レクリエーション協議会を経て 1948年3月財団法人として設立。地方協会,種目別団体のほか,企業会員の加入団体がある。指導者の養成,講習会の開催,出版,レクリエーション団体の育成,国際交流,研究活動などの事業を行なっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の日本レクリエーション協会の言及

【レクリエーション】より

… 日本厚生協会の結成をもって始まった日本のレクリエーション運動は,軍国主義の風潮のもと,国民精神総動員の一翼を担わされたが,ドイツやイタリアのような大きな運動にはならなかった。第2次大戦後はアメリカの指導で,日本厚生協会は日本レクリエーション協会(1948)に名称を変え,アメリカをモデルとしたコミュニティ・レクリエーションの発展をめざした。初期に具体的な普及種目としてとりあげられたフォークダンス(スクエアダンス)は,若者たちに熱狂的に迎えられた。…

※「日本レクリエーション協会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android