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文化国家 ぶんかこっか Kulturstaat

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

文化国家
ぶんかこっか
Kulturstaat

18~19世紀のドイツで主張された国家理念であって,国家を民族文化,民族精神の理想に近づけようとする考え方をいう。だがこれを広く解釈すると,国家は文化の形成,発展に寄与しなければならないとする考えであるといえる。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

ぶんか‐こっか〔ブンクワコクカ〕【文化国家】

警察国家法治国家などの理念に対して、文化の発展・向上を指導理念とする国家。19世紀中葉のドイツで成立した国家理念。

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大辞林 第三版の解説

ぶんかこっか【文化国家】

(警察国家・法治国家などに対して)文化の発展・向上を最高指導理念とする国家。一九世紀のドイツで提唱。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

文化国家
ぶんかこっか
Kulturstaatドイツ語

警察国家や家産国家などの絶対主義国家理念に対立するものとして、19世紀初めドイツで成立した国家理念。当時のドイツでは近代自由主義国家の成立する客観的条件が欠如していたので、観念論政治哲学者の間で理念的に絶対主義国家を克服すると同時に、人間の外面的自由のみの実現を目ざすイギリスフランスの近代自由主義国家をも止揚する国家理念が構想されたが、それが文化国家であった。それは、その達成が強く待ち望まれていた最高の自由と倫理性が実現されるドイツ民族統一国家の理想像でもあった。その後、ドイツ民族の歴史的使命はこの文化国家の実現にあるという主張がなされ、実際、ドイツ帝国を正当化するイデオロギーの機能を果たした。ところが、それが広義の権力国家に対立する国家理念として大衆に受けやすい語感をもっているためか、戦後日本で軍国主義的な天皇制国家崩壊後の空白を埋める国家理念として主張されたことがあった。[安 世舟]

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