日本大百科全書(ニッポニカ) 「日本記者クラブ」の意味・わかりやすい解説
日本記者クラブ(にっぽんきしゃくらぶ)
にっぽんきしゃくらぶ
ジャーナリストの社交・親睦(しんぼく)機関ならびに国内外の重要ニュース・ソースを取材する場として1969年(昭和44)11月に創立された社団法人。それまで日本外国特派員協会(FCCJ)が主催していた国賓・公賓との会見は、ほとんど日本記者クラブ主催で行われるようになった。当初は帝国ホテル(東京都千代田区内幸(うちさいわい)町)内にクラブルームを開設していたが、76年日本プレスセンタービル(同)の完成により同ビルに移転した。新たに記者会見室、レストラン、バー、宴会場、会議室を備え、名実ともにナショナル・プレスクラブとしての体裁を整えた。会員は法人会員147社、基本会員811人、個人会員1644人、賛助会員252人(2007)。
[鈴木ケイ]
『現代ジャーナリズム研究会編『記者クラブ――市民とともに歩む記者クラブを目指して!』(1996・柏書房)』▽『村上玄一著『記者クラブって何だ!?』(2001・同朋舎、角川書店発売)』