国賓(読み)こくひん(英語表記)state guest

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

国賓
こくひん
state guest

国家が賓客として接待をする外国から来る客人。わずかな例外を除いて,国家元首が外国を公式訪問するときに,この扱いを受ける。到着から帰国まで,接受国元首が中心となって,国費をもって接待する。

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知恵蔵の解説

国賓

政府が公式招待する外国客に対する接遇基準に基づき、閣議決定によって最も手厚い国賓は、元首に対して12人までの随員と共に3泊4日の国内滞在経費を政府が負担する。公賓は王族、首相クラスに対して8人までの随員の滞在経費をもつ。天皇は、国賓に対して御料車(天皇専用の自動車)を提供し、迎賓館での歓迎式典、皇居宮殿での会見、歓迎晩さん会、迎賓館でのお別れ訪問を行う。公賓に対しては、宮殿での会見や引見、午さんなどを行う。また、賓客数の増大に対処するため、1989年に「公式実務訪問」としての接遇を設け、随員4人までの滞在経費を負担して、天皇が宮殿で会見したり、午さんを催したりする。平成になってから、天皇は、親しい王室元首の国賓に対しては、天皇専用列車で自ら地方に案内する例も出てきた。

(岩井克己 朝日新聞記者 / 2007年)

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

国賓

日本政府が最上級待遇で招待する外国の賓客。国王や大統領ら元首級が対象となる。誰を招くかは政府が閣議で決定する。両陛下のもてなしは(1)皇居での歓迎行事(2)宮殿での会見(3)宮中晩餐(4)別れのあいさつなどがある。

(2018-05-30 朝日新聞 夕刊 1総合)

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デジタル大辞泉の解説

こく‐ひん【国賓】

外国の元首(国王・大統領)や首相など、公式の資格で来訪し、国家の賓客として国の費用で接待される外国人。→公賓

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世界大百科事典 第2版の解説

こくひん【国賓】

国家が賓客として招待する外国人。日本の場合,政府あるいは皇室によって招待され,国の費用で接待する。国賓の対象とされるのは,普通,元首,国王,王族,閣僚,特使などであるが,国際間の往来が頻繁になった近年,閣僚,特使に対して国賓待遇を与えない事例も多くなってきた。また,これらの公人でも私的な旅行のときなど国賓とされないこともある。【編集部】

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大辞林 第三版の解説

こくひん【国賓】

外国から公式の資格で来訪し、国が国費で応接する賓客のうち、元首・首相・特使など。 → 公賓

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精選版 日本国語大辞典の解説

こく‐ひん【国賓】

〘名〙
① おおやけの資格で来訪し、国家から正式の客として国費で接待される外国の元首、王、皇族、閣僚、特使など。
※青春(1905‐06)〈小栗風葉〉秋「国賓の坐乗された同盟国軍艦の水兵である」
② 一国の君主から接待される賓客。〔周礼‐春官・司几筵〕

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