日本銀行小支店(読み)にほんぎんこうおたるしてん

日本歴史地名大系 「日本銀行小支店」の解説

日本銀行小支店
にほんぎんこうおたるしてん

[現在地名]小樽市色内一丁目

小樽市街に置かれた銀行支店。建築物は市指定文化財。明治一一年(一八七八)の第四十四銀行小樽支店をはじめ、以後各銀行の支店あるいは出張所が続々と置かれた。この初期の銀行建築様式を伝える建物は明治二五年建築の第百三十三国立銀行であるが、同年日本銀行も小樽派出所を設置。同三〇年出張所に昇格。日露戦争後、南樺太が日本領となるに伴い小樽港の重要性がさらに増し、同三九年日本銀行はさらに小樽支店に昇格させた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android