日本電子(読み)にほんでんし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「日本電子」の意味・わかりやすい解説

日本電子
にほんでんし

電子顕微鏡のトップメーカー。三菱系。 1949年日本電子光学研究所として設立。 52年高周波焼入装置を完成させ産業機器分野に進出。さらに 56年には磁気共鳴装置を完成させて分析機器分野に進出。 61年現社名に変更。技術力をバックに電子分野で最先端をになってきた。半導体向け顕微鏡および評価装置が好調に伸びている。海外生産・部品調達にも積極的に取組み,医療機器は独バイエル社に OEMで供給する。 95年には高性能の全自動アミノ酸分析装置を投入。売上構成比は,電子光学機器 42%,分析機器 25%,産業機器 26%,医用機器7%。年間売上高 757億 3600万円 (連結。うち輸出 30%) ,資本金 32億 4000万円,従業員数 1168名 (1999) 。

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百科事典マイペディア 「日本電子」の意味・わかりやすい解説

日本電子[株]【にほんでんし】

電子顕微鏡の最大手メーカー。三菱系。1949年設立。電子顕微鏡をはじめとする高級理化学機器を製造・販売。各種の技術賞を獲得する高い技術力と世界中に張りめぐらした販売網特徴。〈JEOL〉は世界ブランド。近年は半導体周辺機器,医用機器,分析機器などの新分野での事業拡大に力を注いでいる。1961年現社名に変更。本社東京都昭島市。2011年資本金67億円,2011年3月期売上高752億円。2011年3月期の売上構成(%)は,理科学機器71,産業機器9,医用機器20。海外売上比率46%。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「日本電子」の解説

日本電子

正式社名「日本電子株式会社」。英文社名「JEOL Ltd.」。電気機器製造業。昭和24年(1949)「株式会社日本電子光学研究所」設立。同36年(1961)現在の社名に変更。本社は東京都昭島市武蔵野。電子光学機器・分析機器メーカー。電子顕微鏡の最大手でシェア世界トップクラス。ほかに半導体検査装置や医療用分析装置など。東京証券取引所第1部上場。証券コード6951。

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