日本歴史地名大系 「日野宮神社」の解説 日野宮神社ひのみやじんじや 福井県:今立郡池田町常安村日野宮神社[現在地名]池田町常安祭神は天照(あまてらす)皇大神と誉田別(ほんだわけ)尊。旧村社。俗に王神(おうじん)様とも狼神社ともいわれる。社伝によれば、欽明天皇第三皇子臘觜鳥(あとり)皇子の創祀とされ、天延三年(九七五)頃に領主斎藤加賀守吉信が社殿を改築し、絵馬堂や神楽堂などを建立したという。天正年中(一五七三―九二)一向一揆のために破却されたが、慶長年中(一五九六―一六一五)に再建。その後累代の福井藩主や諸国の武士の信仰を集めたという。特殊神事に七月二五日行われる狼祭があり、「越藩拾遺録」に「遥谷ノ奥ニ岩窟アリ。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by