山川 日本史小辞典 改訂新版 「日露漁業協約」の解説
日露漁業協約
にちろぎょぎょうきょうやく
日露講和条約11条にもとづき,1907年(明治40)に調印された条約。オホーツク海・ベーリング海などのロシア沿海の漁区の競売,税金,労働者の雇用について日露は同等の取扱いをうけることを定める。漁業技術の高い日本にとって有利にはたらき,サケ・マス漁業の開発が進んだ。有効期間12年,ロシア革命の渦中に期限を迎えた。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報