法令により、あるいは国際条約・協定によって定められた漁業操業上の特定の水面区域をいう。海洋などの水面は本来はだれの所有にも帰属するものではなかったが、漁業が発展してくると、漁場利用の権利をめぐって、漁業者間および国際間に紛争が生じ、また水産資源の無秩序な採捕によって、その枯渇も生ずる。それに対処するために、国際間で、あるいは国家・地方自治体が、漁業操業区域、禁漁区域を設定する。その場合、漁区内の漁業活動に対し、操業期間、漁船数なども規制することが多い。1970年代の各国の200海里経済水域の設定以降、当該水域でのとくに外国漁船の操業を、緯度・経度で示した特定水域に限定する漁区制限が、国際的に一般化してきている。
[高山隆三]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加