日本歴史地名大系 「旧三戸部家住宅」の解説 旧三戸部家住宅きゆうみとべけじゆうたく 北海道:胆振支庁伊達市紋鼈村旧三戸部家住宅[現在地名]伊達市梅本町梅本(うめもと)町の伊達市開拓記念館敷地内にある旧仙台藩亘理領藩士入植者の住宅。国指定重要文化財。明治五年(一八七二)に現在の萩原(はぎはら)町に建てられた木造平屋建一棟で、建坪五八平方メートル。明治三年から仙台藩一門の亘理伊達家の伊達邦成らが有珠(うす)郡に移住し、モンベツの開拓が始まった。この住宅はその移住当時のもので、仙台藩領の仙南(せんなん)地方の建築様式を取入れ、鉋を用いず手斧で削り、一本の釘も使用せずに組立てられている。屋根は寄棟茅葺、外壁は荒土塗で、玄関のある正面は全屋根を九〇センチほど張出させて雪除け・雨除けとし、左手に入口の引戸があり、入ると狭い土間(ニワとよばれる)を残した板間がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
デジタル大辞泉プラス 「旧三戸部家住宅」の解説 旧三戸部家住宅 北海道伊達市にある住宅。陸前亘理藩からの入植者により1887年頃に建築された。国指定重要文化財。 出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報 Sponserd by