旧余市福原漁場(読み)きゅうよいちふくはらぎょば

国指定史跡ガイド 「旧余市福原漁場」の解説

きゅうよいちふくはらぎょば【旧余市福原漁場】


北海道余市郡余市町浜中町にあるニシン漁場(ニシン漁に使われていた建物群)の遺跡。江戸時代から明治時代にかけて浜中町に定住し、ニシン漁を行っていた福原家が経営していたニシン漁全盛期の漁場を復元したもの。出稼ぎ漁民は番屋と呼ばれる建物で寝泊まりし、板の間の漁民溜まりである「ダイドコロ」は、2階建てで立体的に漁民を収容できるようになっていた。土足のまま食事ができるように、はずれて即席の食卓になる床板や、ネズミの侵入を防ぐために外壁と内壁の間に石を詰めて藁製品や食料を保管していた米味噌倉、重要な書類や衣服が保管されていた文書庫や漁で使う網などを収めていた網倉、ニシンを煮て圧搾して油をとったあと乾燥させたニシン粕や、カズノコ、白子を干して製品にするための干し場が当時の姿のまま保存され、ニシン漁で活況を呈した時代の漁業経営をしのぶことができる。1982年(昭和57)に国指定史跡となり、追って1987年(昭和62)に追加指定があった。JR函館本線余市駅から中央バス「浜中町」下車、徒歩約2分。

出典 講談社国指定史跡ガイドについて 情報

立春から数えて 88日目で,現行暦では5月2日頃にあたる。八十八夜を過ぎればもはや晩霜も終りになるので,農家ではこれを種まきや茶摘み,その他の農作業開始の基準としている。日本では明暦3 (1657) ...

八十八夜の用語解説を読む