旧意宇郡地区(読み)きゆういうぐんちく

日本歴史地名大系 「旧意宇郡地区」の解説

旧意宇郡地区
きゆういうぐんちく

現松江市の南部、北を大橋おおはし川に限られ、西は宍道湖・八束やつか玉湯たまゆ町、南は大原郡大東だいとう町・八束郡八雲やくも村、東は同郡東出雲町と中海に接する。中央部を北東流する馬橋まばし川は大橋川に、西部を北流する忌部いんべ川は宍道湖に注ぐ。南東端部を北東流する意宇川は中海に注いでいる。中部・東部の意宇平野は古代出雲の中心であった。江戸期の村々は松江藩領で、北端部に松江城下橋南きようなん地区の町並が形成されている。明治五年(一八七二)一一月以降は第七―九区、第一一―一二区に所属。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報