旧花田家番屋（読み）きゆうはなだけばんや

日本歴史地名大系

旧花田家番屋
きゆうはなだけばんや

• 北海道：留萌支庁
• 小平町
• 鬼鹿村
• 旧花田家番屋

[現在地名]留萌郡小平町字鬼鹿広富

明治期の鰊番屋。国指定重要有形文化財（建造物）。昭和四五年（一九七〇）北海道と文化庁は共同で北海道建造物緊急調査を実施、花田家番屋は現存の鰊番屋のうち漁夫施設を取入れたものとしては最大で、急激に消滅しつつある鰊場遺構として貴重であるということで同四六年指定された。建築形式は木造・寄棟・平入り・二階建で、一階八一九平方メートル、二階九四・五平方メートル。明治三八年（一九〇五）の建築。花田家は安芸国出身で、陸奥国（うち岩手県）、松前地の福島（ふくしま）村（現福島町）を経て、明治二年三代伝七のときに鬼鹿（おにしか）に漁場を開いた。

出典　平凡社「日本歴史地名大系」

デジタル大辞泉プラス

旧花田家番屋

北海道留萌郡小平町にあるニシン漁の番屋。1905年頃に建てられたとされる。国指定重要文化財。

出典　小学館