早手回(読み)はやてまわし

精選版 日本国語大辞典 「早手回」の意味・読み・例文・類語

はや‐てまわし‥てまはし【早手回】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「はやでまわし」とも ) そうあることを予期して早めに準備・手配を整えておくこと。事の起こる前に素早く手配りをすること。手回しが早いこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「兎角てきぱきと早手(ハヤテ)まはしな事がはやる世の中」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)四)
    2. 「先方へ行って悔って来るのが早手廻(ハヤデマハシ)だ」(出典:多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android