日本歴史地名大系 「早日渡神社」の解説 早日渡神社はやひとじんじや 宮崎県:東臼杵郡北方町北方村早日渡神社[現在地名]北方町巳田(た)ノ端(はた)に位置し、速日(はやひ)の峰(別称双子山)の北麓にある。祭神は饒速日命・伊弉諾命・伊弉冉命・速玉男命・事解男命・舎人親王・菅原道真・高良玉垂命・倉稲魂命ほか六神。旧村社。当初は饒速日命が降臨したという伝説のある速日の峰に祀られていたが、応和元年(九六一)に麓の早日渡へ移されたと伝える。旧地には止志賀美(としがみ)と称する石祠がある。祭神のうち伊弉冉尊・速玉男命・事解男命は天徳四年(九六〇)に紀州熊野社の分霊を早日渡に勧請して熊野三社大権現と称したと伝え、舎人親王は大子(たいし)大明神として打扇(うつぎ)に、菅原道真は天満神社として八ヵ所に祀られ、倉稲魂命・大宮姫命・大田神は稲荷大明神として荒平(あらひら)に、金山彦神は金山(かなやま)神社として猿渡(さわたり)にそれぞれ祀られてきた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by