早池峯神社(読み)はやちねじんじや

日本歴史地名大系 「早池峯神社」の解説

早池峯神社
はやちねじんじや

[現在地名]川井村門馬

清水向しみずむかい鎮座、瀬織津姫命を祀る。旧村社。早池峰山下居と称し、もとは新山しんざん大権現と称した。本山派修験妙泉院が別当として奉仕した社堂で、創建年月は不詳。天文四年(一五三五)には大旦那田鎖義宗によって修復、慶長三年(一五九八)には「戸河上下」の諸旦那の合力によって修復されている(「新山大権現修復祝詞」別当文書)。天和二年(一六八二)の書上(同文書)には「門馬新山宮、三間に二間板葺、右社地境内神木松杉雑木立林、同所長床、弐間に五間板葺、右修覆御再興は御上より被仰付候、別当門馬村妙泉寺、山号早池峯山開慶寺」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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