早追(読み)はやおい

精選版 日本国語大辞典 「早追」の意味・読み・例文・類語

はや‐おい‥おひ【早追】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代急使を馬や駕籠に乗せて昼夜兼行で伝送すること。また、その馬や駕籠。中世には急使を送る際は、駅使・早馬という騎馬によったが、のち駕籠に替わった。通常、正・副使の二人を、駕籠舁四人が最大速力で次宿に継ぎ送ったが、江戸・京都間は約一〇〇時間かかったという。早打(はやうち)。はや。
    1. [初出の実例]「相州の馬方、三条堀川まではやおひの通しに来ました」(出典:浄瑠璃・碁盤太平記(1710))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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