旬儀(読み)しゅんぎ

精選版 日本国語大辞典 「旬儀」の意味・読み・例文・類語

しゅん‐ぎ【旬儀】

〘名〙
① 毎月一日・一一日・一六日・二一日に、天皇紫宸殿に出て政務を執り、臣下に宴を賜わる儀式。天武天皇頃から平安前期にかけて行なわれた。宴を賜わり、祿物を給したもの。旬。旬政(しゅんせい)
江家次第(1111頃)六「毎月朔、十一、十六、廿一日有旬儀、但除廃務日
② ①の儀式が衰えて、四月一日(孟夏の旬)と一〇月一日(孟冬の旬)の年二回行なわれることになったもの。旬。旬政。二孟旬。孟旬。
日本紀略‐寛平三年(891)四月一日「旬儀」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android