日本大百科全書(ニッポニカ) 「昂昂渓」の意味・わかりやすい解説
昂昂渓
こうこうけい / アンアンシー
中国、黒竜江(こくりゅうこう)省中西部、チチハル市に属する市轄区。常住人口8万0109(2010)。平斉(へいせい)線(四平(しへい)―チチハル)と浜洲(ひんしゅう)線が交差するあたりに位置する。また北東約30キロメートルのチチハル駅との間には軽便鉄道が通じる。付近で産するエンバク、小麦、大豆、トウモロコシなどの農産物や畜産物、林産物の大集散地である。北西12キロメートルに嫩江(どんこう)があり、漁業が盛んなほか、ハルビンなどへの水運の便がある。区内に国内最大級の旧ソ連軍兵士の墓地公園がある。
[浅井辰郎・編集部 2017年7月19日]
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