昌竜寺(読み)しようりゆうじ

日本歴史地名大系 「昌竜寺」の解説

昌竜寺
しようりゆうじ

[現在地名]日之影町七折

ふねにある。雲峰山と号し、曹洞宗。本尊釈迦如来。台雲だいうん(現延岡市)末寺であった。「日之影町史」によると、高千穂城主三田井氏の家臣津隈越後守が八戸やとに城を構え、大永元年(一五二一)頃この地に菩提寺薬現やくげん寺を建立。寛永年間(一六二四―四四)に越後守の子孫津隈宣次が月山心浦を招じ昌竜寺と改称したと伝える。正徳四年(一七一四)の高千穂小侍宗門改帳(工藤家文書)によれば、小侍四四名(史料では三名欠、家族・奉公人を含め五七二名)のうち一一名(家族・奉公人を含め一〇〇名)が檀家となっており、当寺は高千穂郷内で重要な寺であったことがわかる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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