明み(読み)あかるみ

精選版 日本国語大辞典 「明み」の意味・読み・例文・類語

あかる‐み【明み】

〘名〙 (形容詞「あかるい」の語幹接尾語「み」の付いたもの)
① 明るい所。明るいほう。
※雑俳・柳多留‐五(1770)「あかるみへ引ずって出る仕立もの」
おおやけ場所。表立った所。世間
※雑俳・柳多留‐二三(1789)「あかるみへ出されぬものを呼びたがり」
暗夜行路(1921‐37)〈志賀直哉〉三「総ては明(アカ)るみへ持ち出される」
③ 明るい感じ。陽気で楽しい雰囲気。
入江のほとり(1915)〈正宗白鳥〉七「栄一の帰省は勝代が予期したやうな明るみを家の中へ齎(もたら)さなかった」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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