明珍宗恭(読み)みょうちん むねゆき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「明珍宗恭」の解説

明珍宗恭 みょうちん-むねゆき

1917- 昭和-平成時代の甲冑(かっちゅう)師。
大正6年11月12日生まれ。父の明珍宗美に師事。日本甲冑研究家山上八郎と出会い,同氏とともに全国の神社仏閣の甲冑を調査研究。昭和29年には黒沢明監督の「七人の侍」「蜘蛛(くも)の巣城」の甲冑指導と制作にあたる。平成22年「長年にわたり,日本の総合芸術といわれる甲冑の制作と修復に尽力し,貴重な文化財の伝承保存に貢献」したとして吉川英治文化賞を受賞。東京出身。本名は小貫義次郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android