20世紀日本人名事典 「明石国助」の解説
明石 国助
アカシ クニスケ
明治〜昭和期の染織工芸研究家 文化財保護審議会専門委員;元・鐘紡本部繊維部長。
- 生年
- 明治20(1887)年5月6日
- 没年
- 昭和34(1959)年1月27日
- 出生地
- 京都
- 別名
- 号=明石 染人(アカシ センジン)
- 学歴〔年〕
- 京都高等工芸学校染色科〔明治42年〕卒
- 経歴
- 明治43年京都高等工芸学校助教授。大正9年鐘淵紡績入社、昭和9年山科工場長。同年染織工芸品収集のため、欧州、エジプトなどへ派遣。19年本部繊維部長となり、22年退社。一方、10〜27年京都国立博物館学芸委員嘱託、25年から京都工芸繊維大学・京都市立美術大学各講師、26年から文化財保護審議会専門委員、28年正倉院宝物古裂調査委員などを歴任。染織工芸界で重きをなすと共に、鐘紡染色コレクションの基を築いた。著書に「日本染織史」「染織文様史の研究」「日本染織工芸史」「時代裂」「埃及コプト染織図録と埃及コプト染織工芸史」「南米・プレ・インカ染色図録」などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報