昔昔(読み)ムカシムカシ

デジタル大辞泉 「昔昔」の意味・読み・例文・類語

むかし‐むかし【昔昔】

」を強めていう語。昔話の出だしにも用いられる。「昔昔大昔」「昔昔ある所に」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「昔昔」の意味・読み・例文・類語

むかし‐むかし【昔昔】

〘名〙 (「むかし」を強めていう語)
① はるか昔。とおい昔。昔話(むかしばなし)冒頭に用いることもある。
仮名草子東海道名所記(1659‐61頃)六「むかしむかし、京に歌舞妓のはじまりしは」
② (「十年一昔(ひとむかし)」の諺から) 二〇年。
※雑俳・柳多留‐二一(1786)「むかしむかしたたずむすめおしい事」

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普及版 字通 「昔昔」の読み・字形・画数・意味

【昔昔】せきせき

夜ごと。〔列子、周穆王〕老役夫り、~夜は則ち昏憊(こんばい)して熟寐し、散す。昔昔に國君と爲り、~宮燕し、~其の樂しみ比無し。覺むれば則ち復(ま)た役す。~役夫曰く、人生百年、晝夜各る。~何の怨むあらんやと。

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