星晨寺
せいしんじ
[現在地名]大垣市見取町
JR大垣駅西方にあり、かつての大垣輪中の中央に位置する。浄土宗に属し、金輪山と号する。本尊は地蔵菩薩。天延年中(九七三―九七六)源信が室村神宮寺に天台宗の寺院として建立したと伝える。鎮守は白髭明神。七堂伽藍があり、源頼朝の祈願所として寺領もあったという。白髭明神は美濃国神名帳の安八郡従五位上鵄栖明神に比定され、「新撰美濃志」には「恵心僧都此室村に暫くのうち住みて星晨寺建立ありし時、鎮守として勧請したる所なり」とある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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