20世紀日本人名事典 「星野フサ」の解説
星野 フサ
ホシノ フサ
明治〜昭和期の教育者,社会事業家 久留米女子職業学校校主。
- 生年
- 慶応4年3月6日(1868年)
- 没年
- 昭和26(1951)年8月2日
- 出生地
- 筑後国久留米(福岡県久留米市)
- 別名
- 通称=房子
- 学歴〔年〕
- 久留米中学校卒
- 経歴
- 生地・福岡県久留米には女学校がなかったため、唯一の女子生徒として久留米中学校に学ぶ。明治17年本家に当たる星野伝次郎に嫁ぐが、5年後に夫と死別。この頃から、男女同権に基づく女子教育の発展・向上を志し、21年久留米婦人協会を設立した。32年には県立久留米高等女学校創立に際し、私財を投じて校地1000坪と基本金を寄附。次いで38年に久留米幼稚園を開き、41年には自ら校主となって久留米女子職業学校(のちの久留米高校)を開校した。その他、久留米慈善病院の建設に尽力するなど、各種の社会福祉に大きく貢献した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報