春日流(読み)しゅんにちりゅう

改訂新版 世界大百科事典 「春日流」の意味・わかりやすい解説

春日流 (しゅんにちりゅう)

能楽笛方流儀の一つ。江戸時代は観世流の座付(所属)で笛方の筆頭流儀だったが,第2次世界大戦後芸系が絶えた。流祖浅沢市右衛門(1561-1617)はもと松永弾正の家来で名人檜垣本(ひがいもと)彦兵衛(1527没)の弟子。2世から春日姓を名のっている。この流儀の音楽構造は森田流にたいへん近かったようだが,呂中干(りよちゆうかん)系の舞で楽句高音からかぶせるように吹き出す点,中入(なかいり)で送リ笛と知ラセ笛を両方吹く点などに著しい特徴があった。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 高桑

関連語をあわせて調べる

政府首脳が外国を訪問した際の会談内容や合意事項を記した外交文書。法的拘束力は持たないが,その内容は両国を事実上拘束する。類似のものに共同発表 joint statementがあるが,これはより記録的な...

共同声明の用語解説を読む